スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

南海トラフ巨大地震による震度分布

「南海トラフの巨大地震モデル検討会」(座長:阿部勝征東京大学名誉教授)において、科学的知見に基づき、南海トラフの巨大地震対策を検討する際に想定すべき最大クラスの地震・津波の検討が進められています。


震度分布を推計する強震断層モデルについては、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震や世界の巨大地震の特徴等を踏まえて、強震動生成域を4ケース設定することとし、それぞれのケースについて強震波形計算を行い、250mメッシュ単位で震度を推計しました。


さらに、これを補完するため、経験的手法(震源からの距離に従い地震の揺れがどの程度減衰するかを示す経験的な式を用いて震度を推計する手法)による震度も推計しました。防災対策の前提とすべき最大クラスの震度分布は、これらの震度の最大値の重ね合わせとしています。


南海トラフ巨大地震による震度分布(2012年)
南海トラフ巨大地震による震度分布(資料:南海トラフの巨大地震モデル検討会)

強震波形4ケースと経験的手法の最大震度を重ね合わせた南海トラフ巨大地震による最大クラスの震度分布は、関東から四国・九州にかけて極めて広い範囲で強い揺れが想定されています。


東海・東南海・南海地震の震度分布(2003年)
東海・東南海・南海地震の震度分布(資料:東南海、南海地震等に関する専門調査会)

強震波形基本ケース
中央防災会議による東海地震、東南海・南海地震の検討結果を参考に設定。
伊豆半島より以東の震度がやや小さく愛知県以西では震度が大きくなります。
特に震度6弱以上の領域が広がっていますが、震度の強い地域の全体的なパターンは類似しています。
震度7が想定される地域は、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県。


強震波形東側ケース
基本ケースの強震動生成域をトラフ軸に平行に東側(右側)に移動。
静岡西部から愛知東部、室戸岬等の強震動生成域の直上付近で、震度7の地域があります。
震度7が想定される地域は、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、和歌山県、徳島県、高知県。


強震波形西側ケース
基本ケースの強震動生成域をトラフ軸に平行に西側(左側)に移動。
紀伊半島東部及び四国で震度が大きくなり、徳島県の紀伊水道西岸域や足摺岬付近で、震度7の地域があります。
震度7が想定される地域は、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、和歌山県、徳島県、香川県、高知県。


強震波形陸側ケース
基本ケースの強震動生成域を可能性がある範囲で最も陸域側の場所に設定。
強震動生成域がそれぞれの地域の内陸直下にあることから、全体的に震度が大きくなり、震度6弱、震度6強の地域が大きく広がります。
震度7が想定される地域は、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、宮崎県。


経験的手法による震度分布
強震断層全域からの距離に応じた平均的な震度分布。
神奈川県西部から鹿児島県にかけての広い範囲で震度6弱以上の揺れが見られます。
震度7が想定される地域は、静岡県、愛知県、徳島県、高知県。


南海トラフ巨大地震による最大震度(震度5弱以上の都府県)
茨城県(震度5強)、栃木県(震度5強)、群馬県(震度5強)、埼玉県(震度5強)、千葉県(震度5強)、東京都(震度5強)、神奈川県(震度6弱)、新潟県(震度5弱)、富山県(震度5強)、石川県(震度5強)、福井県(震度5強)、山梨県(震度6強)、長野県(震度6強)、岐阜県(震度6強)、静岡県(震度7)、愛知県(震度7)、三重県(震度7)、滋賀県(震度6強)、京都府(震度6強)、大阪府(震度6強)、兵庫県(震度7)、奈良県(震度6強)、和歌山県(震度7)、鳥取県(震度5強)、島根県(震度5強)、岡山県(震度6強)、広島県(震度6強)、山口県(震度6強)、徳島県(震度7)、香川県(震度7)、愛媛県(震度7)、高知県(震度7)、福岡県(震度5強)、佐賀県(震度5強)、長崎県(震度5強)、熊本県(震度6弱)、大分県(震度6強)、宮崎県(震度7)、鹿児島県(震度6弱)


震度6弱以上が想定される地域は、24府県687市町村(20府県350市町村)
震度6強以上が想定される地域は、21府県395市町村(9県120市町村)
震度7が想定される地域は、10県153市町村(7県35市町村)
※( )内は、平成15 年の中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会」による東海・東南海・南海地震の震度分布での自治体数
※市町村数には、政令市の区を含む


予防対策として
南海トラフの巨大地震モデル検討会は、法律に基づく地域の指定や、国及び地方公共団体が耐震・津波対策を検討する際、可能性のある限り最大クラスの値を採用する必要があるとしています。


南海トラフ巨大地震による津波高について
南海トラフ巨大地震による津波高


南海地震、東南海地震が発生する確率の時間推移について
南海トラフ地震発生確率推移


東海地震・東南海・南海地震の地震発生確率について
海溝型地震の地震発生確率


ひとりから始める災害被害を軽減する国民運動支援の1つの試み。
防災ブログをどうぞよろしくおねがいします。


FC2ブログランキング 地震・天災・自然災害へ ブログランキング にほんブログ村 住まいブログ 防犯・防災へ blogram投票ボタン

ランキングに参加しています。バナーをクリックすると投票されます。
たくさんの人々に災害被害を軽減する国民運動を知っていただく機会に恵まれます。


関連記事

Comment

怖い!

東日本大震災の時は、こっちは震度6強でした。どうか、南海トラフ地震から皆の命が助かる事を願っています。

Re: 怖い!

ビートルっちさんへ

ご訪問&コメントありがとうございました。

災害をなくすことはできませんが、被害を少しでも減らすことは今からでも取り組むことができます。
自然災害による犠牲者を減らすためには、私たち一人ひとりが、自然災害のことを知り、自然災害に備えて自分にできることを一つずつ実践することが大切です。

今日から防災週間が始まりました。
この防災週間には、全国的に防災に関する行事が開催されます。
大規模な防災訓練も行われています。
ぜひ地域で開催される防災訓練に参加してみてください。

> 東日本大震災の時は、こっちは震度6強でした。どうか、南海トラフ地震から皆の命が助かる事を願っています。


 編集・削除ができます。
 管理者にだけ表示を許可する
 


 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。