大阪を襲った地震と津波
東日本大震災を契機に、政府・自治体・研究機関などで防災計画・被害想定の見直しが行われているなか、過去に起きた地震や津波による被害の実態や被災した先人達が残した教訓などへも関心が高まっており、それらを再検証する作業も活発に進められています。
歴史を振り返ってみると、大阪は地震のみならず、津波の被害とも決して無縁ではありませんでした。
しかも、現在の大阪は高度に地下街が発達し、広範に海抜ゼロメートル地帯を抱えており、津波によって相当規模の被害を受ける可能性が高いことから、津波に対する啓発活動や防災意識の向上が大きな課題といえます。
大阪歴史博物館特別企画展「大阪を襲った地震と津波」では、古文書などが残されていない縄文時代にまでさかのぼって、大阪を襲った地震・津波とその被害の実態について紹介します。
そのため今回は、他機関とも連携・協力をはかり、地質学・考古学・歴史学など様々な学問分野による最新の研究成果を交えた総合的な展示を実施します。
また、関西を中心に防災や震災復興に向けて活動している様々な機関・団体・個人の取り組みも紹介します。
MBSラジオ1179ポッドキャスト | ネットワーク1・17【2012年07月09日(月)放送分】
→ 第829回「大阪を襲った地震と津波」ゲスト:大阪歴史博物館 大澤研一 学芸員

大阪歴史博物館 特別企画展「大阪を襲った地震と津波」
展示資料(総出品件数 約50点)
■ 嘉永七年大坂大地震つなみ 一枚刷
大阪歴史博物館蔵
■ 長原遺跡杭の折れ地層剥ぎ取り
大阪文化財研究所蔵
■ 大地震両川口津浪記
安政2年(1855) 大阪城天守閣蔵
■ 友ヶ島深蛇池津波堆積物試料
大阪市立自然史博物館蔵
会期:平成24年7月25日(水)から8月26日(日)まで
休館日:毎週火曜日
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
常設展示観覧料:大人 540円・高大生 360円
※中学生以下、大阪市内在住の満65歳以上の方(要証明証提示)、障害者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
大阪歴史博物館 → 大阪を襲った地震と津波
電話:06-6946-5728
大阪市の災害想定震度分布図について
■大阪市の災害想定震度分布図
大阪港で想定される津波被害について
■大阪港で想定される津波被害
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